こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。
コンテンツマーケティングでのよくある失敗原因の中に、「目的・目標が明確になっていないままスタートした」という事があります。
これは、「とにかくサイト流入を増やしたいから」「認知を獲得したいから」といった不明確な形で初めてしまった事により、
- 施策の効果を測定ができない
- 目標値がないから評価が出来ない
- 評価がないから改善が出来ない
といった事により、数値が出せない。更新が止まるなどし、失敗となってしまいます。
そこで、今回はコンテンツマーケティングをする上で基本となる目的別の目標設定例をご紹介します。
目次
コンテンツマーケティングにおける3つの目的
コンテンツマーケティングにおいては、以下の3つの目的とすることが多くなっています。
- 認知獲得
- 見込み客の獲得
- 売上増加
そこで、それぞれの目的別にKPIとKGIの例をご紹介します。
認知獲得
認知獲得が目的の場合には、まずはユーザに知ってもらう事が目標となります。
そのため、
- 情報発信を行うサイトのPV数
- SNSアカウントでの、インプレッション数
がKGIに設定される事が多くなります。
そして、KGIとなるPV数やインプレッション数を分解すると、
- サイトへのアクセスユーザ数
- SNSのフォロワー数
などが、KPIの要素となってきます。
資料請求や会員登録の獲得
資料請求の獲得の場合には、その名の通り、資料請求をしてもらう事が目標となります。
そのため、
- 資料請求の場合には、資料請求件数。
- 会員登録の場合には、会員登録。
がKGIの基本となります。
その上で、KGIを分解していき、
- 次のアクションへの申込みページに進んだユーザ数
- 申込みページにすすんだユーザの内、申込みを完了したユーザの比率
などがKPIの要素となってきます。
売上増加
売上増加の場合には、購入数がKGIとなります。
売上数を分解していくと、
- 資料請求の場合には、資料請求件数。
- 資料請求件数に対しての購入率
などが、KPIとなります。
KPI、KGIを達成する上で、必要なこと
KPI、KGIの数値的な目標設定に合わせて、必ず以下2つの設定もしましょう。
期間の設定
これは目標値を設定する上での基本です。
「いつまでに目標値を達成するのか?」がなければ、目標値になにも意味はありません。
そのため、目標値には、期間をセットで設定しましょう。
アクション数
KPIを達成するために、どの様なアクション(行動)が必要かを併せて検討してください。
なぜなら、KPIという数値だけでは、「意図的」に「継続して」達成出来るかわかりません。
たまたま、書いた記事がバズった。
たまたま、資料請求が多くあった。
もちろんありがたい事ではありますが、自分の行動が起因しているわけではないので、来月も同様の数値を出すのは難しくなっています。
それに対して、
- コンテンツ数
- SNSへの投稿数
など、行動の数値を設定し、目標にする事で意図的にKPIを達成出来る施策を打つ事ができます。
ご自身のビジネスにあわせて目標設定を
コンテンツマーケティングと聞くと、「ブログを更新すれば良い」と考える方も多くいらっしゃいます。
しかし、それはコンテンツマーケティングとは大きく異なっています。
実際のコンテンツマーケティングに関しては、
- ご自身のビジネスモデルに合わせて、ユーザの導線を設計する
- そのユーザの導線において、ユーザとの接点をコンテンツを利用して作っていく施策
になります。
そのため、ただブログを更新する。なんとなく目標値を設定する。のではなく、ご自身のビジネスを見直した上で施策を考え、施策にあわせた目標値を設定してください。
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