Webサイトを運営していく上で、中小企業における内製化すべき事と外注すべきこと

こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。

Webサイトを運営して更新していくにあたり、

  • スピード感
  • 商品やサービスへの知識量
  • 商品やサービス熱量

などの視点から、会社内の人で実施し、内製化した方が良いものもあります。

しかし、多くの中小企業では、

  • 人手不足により専任者が不在
  • 詳しい人がいないため内製化できない

といった事情があり、内製化する事が出来ず

  • なにも出来ず、放置されてしまっている。
  • 外部の人にお願いしっぱなしでどのような状況になっているかわからない

という会社も多くあります。

そこで今回は、

  • なにから順に内製化した方がよいか?
  • 外注しておいた方が良い内容
  • 外注、内製ともに実施し、協力した方が良い内容
  • 内製化、外注化するにあたっての注意事項

をお話しします。

なにから内製化したら良いか?

専門家を雇うなどを行えば、Webに関わる全ての業務を内製化する事は出来ます。
しかし、人手の問題や費用の面からいきなり全て内製化は出来ません。

そこで、なにから順に内製化するべきか?お話しさせていただきます。

優先度1.コンテンツ制作

一番優先順位が高いのは、SNS,ブログなどに投稿する記事や動画の制作です。

Webの専門家は、Webに関しては詳しいです。
しかし、会社の商品やサービスに関しては、社員以上に詳しくはありません。

また、商品やサービスに関しての熱量が違います。
(私も、社員さんより詳しくありたいと思い勉強しますが、それでも社員さんにはおよびません。)

良く、「ライティングが苦手で文章の構成がちぐはぐになってしまう」という方もいらっしゃいます。

確かに、文章でもキレイな構成に書くと、効率的にメリット・デメリットや特徴を伝える事が出来ます。

そして、ちぐはぐな構成でも行間に熱量が宿って来ます。
その、熱量が人を動かし、購入に繋げて行きます。

そのため、商品やサービスが大好きな人な社内の人がコンテンツ制作を行うべきです。

動画に関しても、現在簡単に作成出来るサービスやアプリが多数あります。

そいういったアプリを利用すれば、確かに映像制作会社のクオリティは難しいかもしれませんが、メリット・デメリットや特徴、そして熱量を伝える動画は充分可能です。

優先度2.写真、画像、バナーなどのデザイン

中小企業の場合には、

  • パッケージデザイン
  • 商品写真

など、すでに内製化している会社もあるかと思います。

そういった会社の場合ですと、すでにデザインを制作するノウハウがありますので、内製化もしやすいかと思います。

もし、行っていない場合でも、

  • バナー制作:
    イラストレータなどを扱うスキルがあれば、作成可能です。
    また、以下の様なバナーをまとめたサイトもありますので、参考にしながら作成が可能かと思います。

    https://ferret-plus.com/5051

  • 写真:
    撮影する場合でも、カメラが好きな人がそこそこのカメラで撮影すればキレイな写真が撮れます。

ただし、以下2点はご注意ください。

1.それでもプロにはかなわない

プロにはプロとしてやれている理由があります。

どれだけ内製化したとしてもデザイン面ではプロの方が上手く作れると思います。
そのため、PR、ブランディングなどイメージに関わるものに関しては、プロに依頼する事をおすすめします。

2.「Webサイト全体のデザイン」は含まれない

このデザイン項目の中には、「Webサイト全体のデザイン」は含まれていません。

Webサイト全体のデザインに関しては、UI・UXなど専門家の知見が必要な箇所になるので、専門家にお願いし全体を作って貰うべきです。

その上で、1部分を自社で内製化しましょう。

優先度3.サイトの修正・更新

「サイトの文言を一部変更したい。」
「画像を差し替えたい」
「1ページ追加したい」

など、ちょこちょこサイトの修正の希望はあるものの、

  • 都度、費用がかかる
  • ちょっとの修正なのに、1~2週間掛かってしまう。

と一番外注をしていて気にかかる事かと思います。

やはり、修正にあたってはスピード感は大事です。
その点、内製化してしまえば、担当者の業務負荷や仕事の優先順位を調整してあげれば、早急に修正する事が出来ます。

しかし、この修正作業をするためには、

  • 記事やページの修正方法
  • Webサイトの仕組みの理解(例:WordPressの使い方)

がある程度必要になります。

また、内容によってはhtml,cssも知らなければいけません。

そのため、「優先度1:コンテンツの更新」を行う中で、Webサイトの仕組みの理解を深め、徐々に内製化を進めるのが良いかと思います。

優先度4.システムメンテナンス

サイトを運用する上でシステム面もメンテナンスをしてあげなければいけません。

例えば、バックアップ、各システムバージョンの更新などです。
以下にWordPressを利用する際に必要なシステムメンテナンスをまとめていますので、よければ参考にして下さい。

このシステムメンテナンスに関しては、「優先度3:サイトの修正・更新」でのWebサイトの仕組みの理解よりの深い知識と経験が必要になります。

そのため、サイトを運営していく中で、システム面がわかる方がいらっしゃれば内製化を進めて頂ければと思います。

注意事項

多くの方があまり意識していないのですが、本来システムメンテナンスは必須の内容になります。
そのため、外注化、内製化どちらの方法でも良いので、必ず実施するようにしてください。

また、サイト制作に伴い、「サイト管理費用」が発生している場合もあります。
その場合でも、作業が不足している場合がほとんどですので、ご確認する事をおすすめします。

率先して外注化したほうが良いもの

ここまで内製化の話をしてきたのですが、率先して外注してしまった方が良い事もあります。

特に外注をおすすめしているのは、

  • 広告管理運営
  • サイト制作

です。

それ以外にも、

  • そもそも、実施機会が少なく、知見を会社内に蓄積する意味があまりないもの
  • こなした数による影響が大きいもの
  • トレンドや機能アップデートのサイクルが早いもの

に関しては、あまり内製化せず、数をこなし、知見を蓄積している専門業者に依頼することをおすすめしています。

広告の管理運営

広告の管理運営においては、どれだけの予算を使いPDCAを回しているかが、数値に直結します。

それは、

  • 広告の設定方法
  • 訴求のポイント
  • 言葉の選び方

など、数をこなす事で差が出てくるためです。

その点を考えると、自社で年間の広告予算が数千万ある大手で管理運用を行い内製化していくのなら、PDCAを回す中で内製化していくのも良いと思います。
(数千万あるのに、自社で回すのか?という疑問は置いといて…)

しかし、予算が少ない中でPDCAを回しても大きく効果を生む状況まで会社内に知見を蓄積できるかわかりません。

加えて、広告管理の会社に手数料を支払って、運営してもらった方が利益が出るかと思います。

サイト制作

現在、WordPressなどがあり、ホームページ自体も非常に簡単につくれるようになりました。

確かにサイトを作成することは出来るのですが、そのサイトで目的を達成出来るかどうか?というのは違う話になります。

目的を達成させるためには

  • サイト全体のデザイン
  • サイト内での導線の設計・実装
  • UI/UX

など、多くの施策検討・実装と、PDCAを回して改修していく事が必要になります。

これは広告運用と同様なのですが、PDCAを回して数値を出していくためには、数をこなす必要があります。

数をこなす点を比較すると、

  • 自社のサイトを1〜2個を必要なときに制作
  • 毎日数個並行して制作している制作会社

とでは、数が異なり内製化しても、効果を生む状況まで会社内に知見を蓄積出来るかわかりません。

加えて、サイト制作の場合には、そもそも制作する数が少ないため、会社内に知見を蓄積する意味があるかも不明確です。

分析、企画に関しては、外注/内製ともに実施し、協力すべき

人と直接接するサービスを提供していると特に感じるのですが、

  • 数値を元にした分析だけだと、ユーザの声を拾いきれない。
    また、ユーザの新しいニーズを見つける事が出来ない。
  • 数値を軽視してしまうと、現場で特定の人が言っていたニーズを全体の意見のように捉えてしまう

という事が起こってしまいます。

そのため、現場で直接お客様からもらった内容と、サイト数値の双方を元にし、分析を行う。
そして、その分析結果を企画に繋げて行く。

この流れが必要かと思います。

そのためには、

  • 現場でのお客様の声の情報を感じ取る、データにする会社内部の人
  • サイトのデータを分析して、改善策を考える外部の分析のプロ

この2つを掛け合わせて行く必要があります。

外注・内製化は会社の経営方針にあわせて検討してください。

冒頭でもお話しした通り、中小企業の場合には人の問題により内製化が難しくなっています。

しかし、全てを外注してしまうと、会社内部に知見が蓄積出来ません。

そのため、

  • 事業の方向性を考えて、どの分野を内製化して知見を蓄積するか?
  • どこから手をつけるか?

を考え、内製化・外注を上手く切り分けて、活用してください。

投稿者プロフィール

中島 達(Nakajima Satoru)
中島 達(Nakajima Satoru)
株式会社Synround 代表取締役

「続ける。 」をコンセプトに、Webマーケティングにおける戦略立案/サイト制作/システム保守/コンテンツ制作を実施。

web、動画は作っただけでは意味が無くて、そこから育てて行く物。ただ、中小企業、小規模税理士事務所では人や費用により続けることが難しいため、続けるための環境作りをしてます。

過去の事業:Webサービス×2、レンタルスペース5店舗

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社Synround 代表取締役 「続ける。 」をコンセプトに、Webマーケティングにおける戦略立案/サイト制作/システム保守/コンテンツ制作を実施。 web、動画は作っただけでは意味が無くて、そこから育てて行く物。ただ、中小企業、小規模税理士事務所では人や費用により続けることが難しいため、続けるための環境作りをしてます。 過去の事業:Webサービス×2、レンタルスペース5店舗