
現在、コロナウイルスの関係もあり、セミナーや講演など、打ち合わせ以外でも多くのことがオンラインで行われています。
最初に設定を行い、スタートして滞りなく終われば、もちろん問題はありません。
しかし、
- オンラインという不慣れな環境。
- 目の前に聞く人がいないため、すぐに対応ができない
といった環境の中で行うため、トラブルも発生します。
そこで、今回は良く発生するトラブルにおいて、起きた時にどのように対応するか?をまとめました。
これからオンラインでセミナーや講演、ライブ配信を行う方は参考にしてください。
目次
オンラインセミナー・ライブ配信における、トラブル例と対処方法
画像が荒くなったり、止まってしまう
対応としては、以下のような事ができます。
- 有線LANにする
- 別のWifiを利用する
原因としては、
- インターネットへの通信回線が切れてしまう
- 近隣の方が利用しているため、速度が遅くなってしまっている
等が挙げられます。
wifiの場合には、他の機器からの電波干渉などによりネットが切れてしまう場合があります。
また、有線LANを利用している場合などでも、近隣の方を含め多くの方が利用していると、速度が遅くなってしまいます。
そのため、基本的には有線LANを利用し、もし回線が長時間にわたって遅くなってしまう場合には、別のWifiを利用できるよう用意しておくなどの準備が大切です。
そもそも、配信ができない
対応としては、以下のような事ができます。
- 高スペックのパソコンを利用する
- 資料やモニター出力を同じパソコンでやっている場合には、配信のみのパソコン、他の用途のパソコンに分ける
- 余計なアプリを止める
原因としては、パソコンのスペックがそもそも不足している事が考えられます。
zoomや、skypeなど通話や会議のシステムだけならばそうそう止まってしまうことはありません。
しかし、
- OBS等を利用して、複数の映像を混ぜた形で配信
- skypeなどを利用して対談を行い、その映像を配信
などを行ってしまうと、パソコンに高いスペックが必要になってしまいます。
本来は、スペックの良いPCを用意すべきですが、「これから行う」という時にパソコンを用意し直す事は難しいかと思います。
そのため、配信用のパソコンはそれだけを行うようにし、他の設定等は他のPCや外部の機材を利用する事で、低いスペックのPCでもできる環境を作りましょう。
映像がカクカクする
映像がカクカクしてしまう場合には、
- 配信の設定があっていない
- 利用している機能が重い
- ネットワーク速度
などの原因が考えられます。
配信の設定があっていない。
配信ソフトでの、
- ビットレート
- フレームレート
- キーフレーム間隔
が配信サイトや、現在のネット環境とあっていない事によるものです。
そのため、配信サイトでのビットレートの上限や現在のネット回線速度に合わせて設定を変更して見てください。
利用している機能が重い
zoomなどを利用しオンラインセミナーを行っている方の場合には、こちらの原因が多くなるかと思います。
zoomでオンラインセミナーを実施する方の場合だと、「画面共有」の機能を利用されているかと思います。
この画面共有に関しては、非常に重く、資料などでアニメーションを利用するとカクカクした動きをしてしまいます。
本来であれば、ビデオスイッチャーなどで資料を映像に重ねてしまうのが一番です。
しかし、機材の関係上難しい場合もあるので、「あえてアニメーションを利用しない」などで対応するのが良いかと思います。
相手側で声が聞こえていない
コチラの声が見る人側に聞こえていない場合には、
- こちらのマイクの設定
- 見る人側のスピーカーの設定
があります。
そのため、まずはご自身のマイクの設定を確認してみてください。
zoomやOBSなどを利用している場合には、自分の声が入っているどうかが確認出来ます。
(zoomの場合には、マイクのマークの色が上下します。または、[設定]-[オーディオ]から確認ができます。)
見る人側のスピーカーの設定の問題の場合には、
- パソコンで他の音楽などを流してもらい、確認してもらう
- zoomの場合には、[設定]-[オーディオ]でスピーカー設定を確認する
などを行ってもらってください。
しかし、これらをご自身が話をしている最中に対応する事は難しいかと思いますんで
- サポートしてくれる人を予め手配しておく
- セミナーなどの場合には、開始時間より前から利用できるようにしておき、開始前に動作を確認して貰うよう促す
など準備の段階で対応できるようにしておきましょう。
トラブルを回避するには?
トラブルが起きてしまった時に、迅速な対応を行う事は大事です。
しかし、トラブルを未然に防ぐためにできる事もあります。
以下では、未然に防ぐために実施すべき事をご紹介します。
事前準備をできるだけ同一の環境で行う
トラブルを回避するためには、できるだけ同じ環境で事前に動作を確認しておくことが大切です。
事前に試しておくことで、
- 配信の設定がうまくできていない
- 機材が動かない(スペックが足りていない)
といったことを解消しておくことができます。
この際、本番開始前の準備時などは「実際に利用するURL」で動作確認を行い、「動作が確認出来た後は設定を変えない」といったこともおすすめです。
参加者ともトラブル時の対応方法を共有しておく
上記でどれだけ準備をしていても、ネットワーク回線のトラブルなどは起こってしまう場合があります。
そのため、予め参加者に対してオンラインで行う上での注意事項として
- 落ちてしまう場合もある旨を伝えておく
- ネットワークやパソコンが落ちてしまった時(遅くなってしまった時)の対処法
を共有しておくことも大切です。
また、セミナーなどの場合には、元々の時間を長めに設定しておき、トラブルがあり時間が押してしまった場合でも対応できるような時間割にしておくことも良いかと思います。
オンラインセミナー・ライブ配信にトラブルはつきもの
どれだけ準備をしていても、トラブルが起きる時は起きてしまいます。
そのため、できる準備をしっかりシ、その上で有事の際には対応できるようにしておきましょう。
投稿者プロフィール

こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。