
今回はOBSのインストールから配信するまでの基本的な設定方法をご紹介します。
目次
OBSとは何か?何故OBSが必要なの?
OBSとは、複数の映像や画像、音声(BGM)などを重ねて、1つの映像としてライブ配信するためのソフトです。
また、無料な上に、複数のプラットフォーム(SNSなど)にも対応しています。
何故OBSが必要なの?
研修講師や講演の方でも、PC2台使って資料をメインに写しながらちっさい画面で喋るのが流れてるって方も多くいます。
しかし、
- それって、価値提供出来てるの?
- 資料と台本があれば誰でも出来る仕事になってしまってない?
- しかも、PCのカメラだと多くの場合は、見下ろす形になるからイメージ悪くない?
と感じてしまう事はありませんか?
それらを回避するためには、
- 外部のカメラを利用し正面から撮影する
- 映像と資料を重ねて表示する
などを行う必要があります。
OBSを利用する事で、上記のような制御を行い、配信出来るようにする事ができます。
Zoomを利用する場合の注意点
OBSで設定した映像をzoomで利用するためには、
- Windowsの場合:OBSのプラグインを追加する。
- Macの場合:zoomの画面共有を利用する。
といった事を行う必要があります。
しかし、
- WindowsでOBSのプラグインを追加する場合には、画質の低下やパソコンのスペックによっては、動作が重くなる。
- Macでzoomの画面共有を利用する場合には、配信時の映像がカクカクする。
などのデメリットが多くあるため注意が必要です。
そのため、もしzoomで画像を合わせたり、BGMを足したりした映像を使いたい場合には、ビデオスイッチャーなどの機材を利用し映像を重ねた上で配信する事をおすすめします。
OBSのインストール方法
まずはOBSのインストール方法をご紹介します。
画像に関しては、Mac版となっております。
OBSの公式サイトにアクセスし、ご自身の環境にあったものをクリック
OBS公式サイト(https://obsproject.com/ja)

ファイルを保存

保存したファイルを実行し、インストールを行ってください。

OBSの配信設定
OBSで配信を行う上での最低限の設定方法をご紹介します。
映像や画像などを表示する
[ソース]-[+]をクリック

追加したい映像や画像を選択します。
- 外部のカメラを利用する場合:映像キャプチャデバイス
- 画像を追加したい場合:画像
を選択してください。

名前を付けて[OK]をクリック
OBSでの配信中に、映像のON・OFFなども可能です。
その際に、ソース名がわからないと誤った映像を非表示にしてしまう可能性があるので、どの映像なのかわかるように設定しておく事をおすすめします。

カメラの場合には、[デバイス]。画像の場合には、[画像ファイル]にて表示したいカメラや画像などを選択し、[OK]をクリック
カメラの場合

画像の場合

カメラが正しく認識されていると、カメラの映像が表示されます。

同様に[ソース]-[+]を繰り返す事で、映像や画像を追加していく事ができます。
映像や画像などのサイズやレイアウトを変更する
映像や画像を表示したが、
- サイズが大きすぎる
- 位置を動かしたい
- 他の映像の影に隠れてしまっている
などがあるかと思います。
そんな時の操作方法をご紹介します。
サイズが大きすぎる(サイズを変更する)
[ソース]で対象の映像(画像)を選択

映像(画像)の角などにある点をドラッグすることでサイズを変更出来ます。

位置を動かしたい
[ソース]で対象の映像(画像)を選択

映像(画像)をドラッグすることで移動が出来ます。

他の映像の影に隠れてしまっている
他の画像に隠れてしまっている場合には、
- 重なり順を変える
- 上に重なっている映像(画像)を非表示にする
などの方法で対応ができます。
重なり順を変える
[ソース]での記載順が、重なり順となっています。(現在の場合だと、「PCwebカメラ」の上に「画像」が重なっています。)

ソースをドラッグすることで表示順序を変更する事ができます。

上に重なっている映像(画像)を非表示にする
[ソース]の目のアイコンをクリックする事で、その映像(画像)を非表示にする事が出来ます。
シーンとは?
シーンとは、ここまでで説明させて頂いた、
- 映像(画像)を表示する
- 映像(画像)のレイアウト
などを1セットにしておく箱です。
シーンを別途作成し、シーンを切り替える事で、映像(画像)などをまとめて切り替える事ができます。
シーンを追加する
[シーン]-[+]をクリックする事でシーンを追加出来ます。
あとは、同様にソースから映像や画像を追加してください。
シーンを切り替える
[シーン]変更したいシーンを選択する事で、シーンを変更出来ます。
なおシーン変更時の設定に関しては、[シーントランジション]にて設定が出来ます。

音声の設定
パソコンの音声や、マイクの音声を利用する事も出来ます。
[設定]をクリック

左メニュー[音声]のタブから、音声やマイクの設定が出来ます。

BGMや他の方との会話を入れる
[デスクトップ音声]を規定に設定

マイクの音声を入れる
[マイク音声]でマイクを選択

配信の設定と配信方法
最後に配信設定を行います。
配信の設定に関しては、YoutubeやFacebook、Twitterなど配信を行いたいプラットフォームより、ストリームキーというものを確認し設定を行います。
それぞれのストリームキーの確認、その他設定方法に関しては、以下記事を参考にしてください。
Youtubeでの配信設定
【ライブ配信をこれから始める人向け】OBSを利用してYoutubeライブ配信
Facebookでの配信設定
【ライブ配信をこれから始める人向け】OBSを利用してFacebookライブ配信
Twitterでの配信設定
まとめ
今回はOBSの利用方法に関してご紹介させて頂きました。
利用する事で、ライブ配信のクオリティを大きく上げる事が出来ます。
また、一度慣れてしまえば、さほど難しくはありませんので、是非利用してみてください。
投稿者プロフィール

こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。