
WordPressを利用する上で、本当に便利なプラグイン。
折角作ったブログなので、いろんな機能を追加したいし、便利に利用したいとは思っているかと思います。
しかし、プラグインを1つ利用するということは、
- 1つセキュリティに穴をあける
- プラグインを追加した分、動作が重くなる
ということにもなります。
そのため、必要なものだけに絞って使うべきなんです。
ただ、どう絞って使ったらよいか?どのプラグインを使うべきか?と考えてしまう人向けに
- 自分も良く使うし、苦手な人でも使いやすいプラグイン(目的別)
- 自分は良く使うけど、使う人や状況による選ぶプラグイン
- 使った方が良いと言われるけど、自分はあんまり使わないプラグイン
をまとめましたので、参考にしてください。
目次
自分も良く使うし、苦手な人でも使いやすいプラグイン
目的別に、自分も良く使うし苦手な人でも使いやすいプラグインを目的別に紹介します。
サイトを作成したばかりの人やこれから作成する人は、この項目のプラグインを入れておけばとりあえずは良いかな?というものです。
SEOの設定:All In One SEO Pack
このプラグインは、
- SEO関係の設定
- SNSでシェアする時の設定
- Googleアナリティクスの設定
- XML Sitemap(Googleにサイト更新したことを伝える)
などがまとめて出来るので本当に便利。
しかし、
- 機能が充実している分、動作が重い
- 他のプラグインや、SEOに強いテーマと機能がバッティングしてしまう可能性がある。
という点だけ、注意が必要です。
画像を圧縮して表示速度改善:EWWW Image Optimizer
サイトの表示速度改善を考えた際に、一番効果があるのが、画像のサイズを小さくすることです。
このプラグインを利用することで、
- すでにアップロード済みの画像
- 今後アップロードする画像
を圧縮して、サイトの表示速度を改善していくことが出来ます。
プラグイン:EWWW Image Optimizerの設定方法と使い方に関しては以下を参考にしてください。
セキュリティ対策:SiteGuard WP Plugin
- ログインURLを変更
- ログイン時に認証を追加する
などが出来るようになる、セキュリティ対策のプラグイン
プラグイン:SiteGuard WP Pluginの設定方法と使い方に関しては以下を参考にしてください。
日本語化によるバグ対応:WP Multibyte Patch
元々、英語圏で作られたWordPressを日本語化するにあたり、発生するバグへの対応をしてくれるプラグインです。
基本的に必須になると思いますので、有効にしておきましょう。
バックアップ:UpdraftPlus
バックアップ用のプラグインです。
- 一定間隔(1日おき、1週間おきなど)でのバックアップ
- 外部サービス(DropboxやGoogleDriveなど)へのバックアップデータの送信
- バックアップでの世代管理(過去何回分残しておくか)
などが出来ます。
そして、なにより、万が一、バックアップを戻す時の手順が簡単なので、苦手な人におすすめです。
しかし、
- バックアップの実行時間の指定
- 特定フォルダ以外のバックアップ(マルチサイトなど、Wordpress全体の設定ファイルも保存したい場合)
をする場合には、有料版を利用する必要があります。
それ以外の場合は、無料版で十分です。
人気記事のランキング表示:WordPress Popular Posts
良く読まれている記事をランキング形式で表示することが出来るプラグインです。
- 計測期間
- 表示する際の画像のサイズ
- 表示するカテゴリーの指定や、表示しない記事の指定
を設定出来るので、利用しやすくなっています。
また、最近だと、表示の際のデザインも選択可能なので、より苦手な人には使いやすくなったかと思います。
プラグイン:WordPress Popular Postsの設定方法と使い方に関しては以下を参考にしてください。
自動で目次を作成:Table of Contents Plus
ブログ記事の目次を自動で作成してくれるプラグインです。
- 見出しを元に自動で目次を作成してくれる
- どの見出し(h2なのか、h3なのか、h4なのか)を見出しにするか指定が可能
今まで、あまり更新されていなかったので、使うことを控えてたんですが、最近更新されたので利用を再開しました。
リンク切れをチェック:Broken Link Checker
リンク切れとは、記事の中で書いたURLや利用している画像など、クリックしたけど上手く表示されない(404エラー)になってしまうことです。
リンク切れに関しては、見てクリックした人の利便性を損ねることから、SEOでの悪影響も懸念されます。
※リンク切れ自体が悪いのでは無く、リンク切れによってユーザの利便性が損なわれることがNG
そのため、リンク切れを定期的にチェックし、あった場合には修正する必要があります。
そういった、リンク切れを見つけるためのプラグインになります。
プラグイン:Broken Link Checkerの設定方法と使い方に関しては以下を参考にしてください。
問い合わせフォームを作成:Contact Form 7
- お問い合わせフォームの作成
- 自動返信メールの作成
- reCAPTCHACAPTCHAを利用したスパム問い合わせのブロック
が可能なプラグインです。
少し、コードの”様なもの”をいじる形になりますが、非常に設定しやすく、項目の追加なども簡単に出来ます。
https://ja.wordpress.org/plugins/contact-form-7/
自分は良く使うけど、使う人や状況によるプラグイン
昔の投稿画面に戻す:Classic Editor
WordPress4.9から5.0にバージョンアップをするにあたり、記事の投稿画面が大きく変わりました。
その際に、昔から利用している人の中には、5.0以降の投稿画面が非常に使いづらく感じている方もいます。
そのため、4.9以前のバージョンの投稿画面に戻すためのプラグインになっています。
ただ、これから始める人の場合には、Classic Editorのサポート期限が決まっているため、新しいものに慣れていくのが良いと思います。
https://ja.wordpress.org/plugins/classic-editor/
予め設定したコードを記事に挿入出来る:AddQuicktag
このプラグインは、予め設定しておいたコードを、ボタンをクリックすることで、文章無いに追加出来るものになっています。

このプラグインに関しては、非常に便利なのですが、html、CSSがわかっていないとあまり効果を発揮しません。
また、最近は更新がされていないので、今後の利用を検討中です。(2020年1月18日時点)
https://ja.wordpress.org/plugins/AddQuicktag/
スパムコメントを防止する:Akismet Anti-Spam
ブログのコメントや、お問い合わせでのスパムを防止してくれるプラグインです。
ブログのコメントを公開している場合には、利用しているのですが、コメントを公開していない場合には利用していません。
https://ja.wordpress.org/plugins/akismet/
サイトのURL変更設定:Redirection
サイトのURLを変更する際(ドメインの引っ越しや、サイト内でのURL変更)に、Googleに変更した旨を伝える設定(リダイレクトと言います。)をしておかないと、そのページの評価がゼロに戻ってしまいます。
その引越をした旨をGoogleに伝える設定を行うためのプラグインになります。
プラグイン:Redirectionの設定方法と使い方に関しては以下を参考にしてください。
カスタムフィールドを追加:Advanced Custom Fields
管理画面をカスタマイズし、「記事などを投稿する際に入力する項目を増やしたい」という場合に利用します。
ただ、これに関しては、表示する際のphpの設定の変更も一緒にやらなければいけないので、phpがわからない人には利用出来ません。
https://ja.wordpress.org/plugins/advanced-custom-fields/
カスタム投稿を追加:Custom Post Type UI
カスタム投稿とは、WordPress通常の「投稿」とは、別に投稿する機能を枠を追加することです。
通常の投稿は、普通のブログとして使い、「ニュース」や「事例」などを別に作る場合に利用します。
こういった、カスタム投稿を追加するためのプラグインになります。
テーマの設定で、作成したカスタム投稿を簡単にトップページ等に表示できる場合には、苦手な人にもおすすめ出来るのですが、テーマの設定で簡単にトップページに表示出来ない場合には、テーマをカスタマイズする必要があります。
https://ja.wordpress.org/plugins/custom-post-type-ui/
使った方が良いと言われるけど、自分はあんまり使わないプラグイン
目次を自動で作成する:Easy Table of Contents
目次を作成するプラグイン。
最近、更新がされていないので、利用していません。
Contact Form 7での問い合わせデータをサイト内に蓄積:Flamingo
Contact Form 7を利用した問い合わせフォームから、お問い合わせがあった際に、お問い合わせの情報をサイト内に蓄積することが出来ます。
非常に便利ではありますが、サイトのセキュリティが破られた際に、個人情報の流出に繋がってしまうため、特別なことがない限りは利用していません。
https://ja.wordpress.org/plugins/flamingo/
記事をコピー:Duplicate Post
記事をコピーするためのプラグインです。
便利ではあるのですが、記事をコピーする機会がそもそも少ないので、プラグインよりも手でコピペしてます。
https://ja.wordpress.org/plugins/duplicate-post/
XML Sitemap(Googleにサイト更新したことを伝える)を作成:Google XML Sitemaps
XML Sitemap(Googleにサイト更新したことを伝える)を作成するプラグインなのですが、「All In One SEO Pack」の中に、同様の機能があるので、基本利用しません。
https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/
記事を書く際の文字の装飾を簡単にしてくれる:TinyMCE Advanced
記事の投稿画面で、
- 文字のサイズや色の変更
- 表の追加
などが簡単に出来るようにするためのプラグインです。
非常に便利な機能なのですが、
- CSSの書き方が、修正に手間が掛かる形になる
- 文字のサイズを大きくしてしまうと、パソコンでもスマホでも同じ文字の大きさになってしまい、非常に読みにくい。
といったことがあるため、利用していません。
また、このプラグインに関しては、Classic Editorを利用している場合に利用可能です。
https://ja.wordpress.org/plugins/tinymce-advanced/
ドラッグアンドドロップでページを作れるようになるプラグイン全般
Page Builder By Site Originなど、ページのレイアウトを簡単に出来るようにするためのプラグインです。
こういったプラグインを利用して作った場合、html,cssなどのコードの書き方が非常に汚くなり、SEOにも影響が出ると言われていました。
現在は、コードの書き方による影響は少なくなってきたように見受けられますが、少しでも影響が無い形をつくるため、利用していませんでした。
キャッシュ系プラグイン全般
「WP Super Cache」、「W3 Total Cache」「DB Cache Reloaded Fix」など、キャッシュを利用することで、表示速度を早くするためのプラグインです。
こちらは、利用することでトラブルも多いため、基本利用は控えています。
サイトへのアクセスが非常に大きくなり、サーバの機能的に対応が出来なくなってきた場合にのみ利用します。
スライドショーを作るプラグイン全般
種類は色々とあるのですが、画像をスライドショー形式で表示するためのプラグインです。
そもそも、
- 表示が重くなる
- 2枚目,3枚目が見られる可能性が低い
といったことから、スライドショーを作るのではなく、
- 必要な画像だけに絞る
- 必要なものが全て表示(スライドしなくても見れる形)する
といった形の方が良いため、スライドショー自体使いません。
必要な分を利用し、きちんとメンテナンスを
プラグインは非常に便利なんですが、利用する量が多くなればなるほど、セキュリティに穴を明け、サイト全体を重くします。
そして、メンテナンスが滞ってしまえば、さらにセキュリティ上危険が生じてしまいます。
そのため、自分のサイトに取って本当い必要な機能かどうかを検討した上で、利用して下さい。
また、プラグイン利用におけるトラブル(真っ白になった等)も多くありますので、更新、不要なものの削除といったメンテナンスはしっかりするようにしましょう。
投稿者プロフィール

こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。