
今回はPremiereを利用した動画編集の基礎として、
- 動画の音の調整(ノイズカット、音量調整)
- BGMの追加
についてご紹介します。
目次
ノイズカット
なぜノイズカットが必要なの?
動画を撮影した際に、どうしても「サーッ」といった音が入ってしまいます。
これは、ホワイトノイズと呼ばれ、カメラのマイクや電源の品質などにより発生するため、防ぐのが難しくなります。
(マイクの性能によっては、ホワイトノイズを小さく出来るものもあります。ただし金額は高くなります。)
しかし、これから始める方の場合には、そんな効果なマイクを利用することは難しいため、編集ソフトでカットしていきます。
Premiere Proでのノイズカットの方法
操作の説明にあたり、編集画面の名称を改めてご紹介。

プロジェクトパネルの右上にある[>>]-[エフェクト]をクリック

検索窓に「クロマノイズ除去」と入力

[クロマノイズ除去]をドラッグし、タイムラインにある音声の上に。

[ソースモニタ]でエフェクトコントロールのタブを選択すると、エフェクトが追加されています。

[ソースモニタ]-[エフェクトコントロール]-[クロマノイズ除去]-[個別設定]を選択すると、適用量が選択出来ますので、音を聞きながら違和感のない数値に設定してください。
ノイズ除去に関しては、「%」を大きくしすぎると、声などが変わってしまいます。
そのため、おすすめは40%程度。それでも残るようであればこれからおすすめするBGMを背景で流し、消すことをおすすめします。
音量調整
撮影時の音の設定によっては、音が大きく(小さく)なりすぎてしまう場合があるため、音量を調整します。
オーディオの音量設定に関しては、複数設定出来る箇所があります。
オーディオトラックミキサーで設定
最上段にある[オーディオ]のタブを選択

[ボリューム]を上下させることで、音量が調整出来ます。

ゲインで設定
[タイムラインパネル]の音を右クリックし、[オーディオゲイン]を選択

音量を調整します。

ゲインを指定:入力した数字の音量になります
ゲインを調整:現在の音量から、入力した数値分を調整します。(現在が10,入力値が2の場合には、12に設定されます。)
ボリュームの目安は?
基本的には、音量に関しては好みに設定いただければ大丈夫です。
しかし、オーディオメーターで”0″を超える音量の場合には、音が割れてしまう可能性があるので、”0″を超えないように設定しましょう。

また、PCで聞いている場合と、イヤホンで聞く場合には、音量によって受ける印象が異なります。
そのため、どちらでも聞いて見た上で調整してください。
撮影時の音が小さすぎた場合
私の場合には、基本的には、オーディオミキサで音量を調整します。
その上で、撮影時の音が小さすぎた場合に、ゲインで元の音量を大きくした上で、再度オーディオミキサで音量を調整します。
BGMの追加
BGMを追加することで、動画のイメージを変えたり、少しの雑音を消したりすることが出来ます。
音源の読み込み
映像と同様に、左下の[プロジェクトパネル]の余白をダブルクリックし読み込む

または、[ファイル]-[読み込み]から読み込む

BGMをシーケンスBGMを設置する
音楽素材をタイムラインパネルにドラッグすることで設置出来ます。


動画の最後に徐々の音を小さくする(フェードアウト)
動画の長さに音を合わせると、どうしても音楽が途中できれてしまうため違和感が生まれます。
そこで、動画の最後は音楽を徐々に小さくし、自然と消えるようにすると違和感なく動画が終了します。
プロジェクトパネルの右上にある[>>]-[エフェクト]をクリック

検索窓に「指標フェード」と入力

[指標フェード]をドラッグし、音声の一番うしろに

[指標フェード]の長さを調整してください。

効果音などはどのように設定するの?
効果音に関しても、このBGMを設定する時と同様です。
BGMに関しては、どこからダウンロードすればよいか?
音楽を利用する際に注意しなければ行けないのが、著作権です。
そのため、著作権を確認し、動画で使えるものを利用しましょう。
無料かつ、著作権フリー(一部概要への記載が必要)なものですと、Youtubeのオーディオライブラリがおすすめです。
https://www.youtube.com/audiolibrary/
また、有料のものですと、epidemicsoundというサイトがおすすめです。(英語です。)
こちらは有料版だけあって、すごくかっこいい音楽が大量に用意されているだけで無く、効果音なども用意がされています。
https://www.epidemicsound.com/
まとめ
音の設定で、動画のイメージは大きく変わります。
そのため、是非設定してみてください。
投稿者プロフィール

こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。