こんにちは。中島 達(@NakajimaSatoru)です。
URLを変更したり、ドメインを変更したりした際には、「リダイレクト」という設定を行う必要があります。
この設定を行わないと、SEOとしても、サイトに来てくれたユーザとしても、非常にデメリットが大きくあります。
そこで今回は、
- リダイレクトとは?
- 設定しなかった時のデメリット
- リダイレクトを設定するプラグイン「Redirection」の設定方法
をお話させて頂きます。
目次
リダイレクトとは?実施しなかった時のデメリット
リダイレクトとは、
- 過去のURLにアクセスがあった際に、新しいURLに自動転送する
- Googleに対して、URLが変わった旨を伝える
という設定を実施します。
リダイレクト設定を行わないデメリット
この設定を行わないと、以下のデメリットがあります。
1.URLが見つからず、404エラー(ページが見つかりません)となる
例えば…
- お気に入りに登録しておき、久しぶりにページを開いてみたら、404エラー(ページが見つかりません)と表示されてしまう。
- 他の人がブログで紹介してくれていたけど、リンクをクリックしてみたら、404エラー(ページが見つかりません)と表示されてしまう。
などが考えられます。
これは、折角見に来てくれているのに、非常にもったいない。
また、404エラーをみて、「離脱する人が増える」など、使いにくいサイトとGoogleが判断した場合には、SEO的にも評価が下がってしまいます。
※Googleは404エラーが表示されることで、SEOの評価は下げないと言っています。
評価が下がるのは、404エラーが表示されることにより、ユーザに取って使いにくいサイトとなっている場合です。
2.引っ越しをした先が、パクってるんじゃないか?とペナルティの対象になってしまう可能性
ドメインを変更した場合にGoogleからしたら、
- 新しいドメインのサイト
- 古いドメインのサイト
は別のサイトになります。
その中で、古いドメインに書かれていた内容の記事が新しいドメインにも書かれていたら、「パクって来たサイトなんじゃないの?」と判断されペナルティを受けてしまう場合もあります。
これは、同一のドメインの中で、URLを変えたからと言って発生する内容ではありません。
3.SEOの記事の評価がゼロに戻ってしまう。
URLを変更した場合にGoogleからしたら、
- 新しいURLのページ
- 古いURLのページ
は別のページになります。
そのため、古いURLで蓄積された評価は新しいURLにしたことでゼロに戻ってしまいます。
リダイレクトを設定するプラグイン「Redirection」の設定方法
リダイレクトの設定というのは、本来.htacsessというサーバにあるファイルにコードを書くことで実施します。
しかし、このファイルに関しては、記載方法を間違えていたりすると、すぐにサイトが真っ白になります。
そこで、WordPressの場合には、プラグインを利用して、設定を行うことをおすすめします。
1.プラグイン「Redirection」のインストールと有効化
管理画面にログインし、[プラグイン]-[新規追加]をクリック

検索窓に「Redirection」と入力

「Redirection」を「今すぐインストール」「有効化」を実施

2.プラグイン「Redirection」の初回利用時の設定
管理画面の[ツール]-[Redirection]をクリック

「Redirection へようこそ」のページにて、[セットアップを開始]をクリック

「基本セットアップ」のページにて[セットアップを続行]をクリック
※いずれもチェックは不要です。

「REST API」のページにて、[セットアップ完了]をクリック

「Setting up Redirection」のページにて[完了!]をクリック

「Import Existing Redirects」のページにて、[Continue]をクリック

3.リダイレクト設定の追加
[新規追加]をクリック
ソース URL:転送元のURL
ターゲット URL:転送先のURL
を入力し、[転送のルールを追加]をクリック

追加されました。

4.リダイレクト設定の確認
登録したURLにアクセスし、転送去れているかを確認して下さい。
リダイレクト設定は必ずやりましょう。
基本的に、WordPressでサイトを管理する上では、一度公開設定をしたブログ記事や固定ページのURLを変更すべきではありません。
しかし、運用上、変更しなければ行けない場合には、必ずリダイレクト設定を行うようにしましょう。
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