
新規で記事を追加していく事は、SEOやコンバージョンなどから重要です。
しかし、それ以外にリライト(今ある記事を修正し、良い記事にしていく)する事でも
- 検索順位を上昇させ見つけて貰う機会を増やす
- クリック率を上昇させ、サイトに来て貰う機会を増やす
といった、効果を生み出すことが出来ます。
そこで今回は
- リライトすべき記事と、その修正方法
- リライトする上での注意事項
- リライトするなら一緒にやっておいた方が良いこと
をご紹介します。
目次
リライトすべき記事の見つけ方と修正方法
リライトしようと思っても、
- どの様にリライトする記事を見つければ?
- どの様に修正したらよいか?
と思われる方も多いかと思います。
そこで、私がリライトで良くやる3つの修正をご紹介します。
表示回数が多いがクリックされていない記事
確認方法
サーチコンソールにログインし、[検索パフォーマンス]をクリック



掲載順位や表示回数とCTRを比較し、リライトする対象となる記事を選定していきます。
その際に、表示回数の多いものから順にリライトを行っていきます。
※CTR:「クリックスルーレート」表示回数に対してクリックされた率となります。
その際、2017年の少し古い記事ですが、掲載順位におけるCTRは以下を参考にしてください。
1位:21.12%
2位:10.65%
3位:7.57%
4位:4.66%
5位:3.42%
6位:2.56%
7位:2.69%
8位:1.74%
9位:1.74%
10位:1.64%引用元:
https://www.internetmarketingninjas.com/additional-resources/google-ctr-white-paper.htm
リライト例
「表示されているが、クリックされていない。」というのは、検索結果の一覧に表示される、
- タイトル
- ディスクリプション
が検索している人の意図に沿っていないという事になります。
そのため、タイトルとディスクリプションの修正を実施しましょう。
検索順位が10~30位程度の記事
確認方法
- サーチコンソールにログインし、[検索パフォーマンス]をクリック
- [平均CTR]と[平均検索順位]のタブをクリック
- [平均検索順位]をクリックし、平均検索順位順に並び替えます。

平均検索順位が10~30位程度のものの内、表示回数の多いものを優先して、リライトしていきます。
リライト例
この順位の場合、
- 記事の中身が足りていない。
- 検索ユーザの求めている内容になっていない。
- 検索ユーザの見たい順番になっていない。
という事が考えられます。
そのため、修正にあたってまず確認したいのが、「検索ユーザの意図や検索結果の傾向」です。
そこで、同様のキーワードで1~5位に表示されている記事のタイトルや中身を確認し、「どういったものを検索ユーザが求めているか?」を確認します。
その上で、自分のページに不足している内容、観点を追記していきます。
その際に、絶対に他のサイトの中身をコピーする。という事はしないでください。
コピーコンテンツとみなされ、最悪ペナルティの対象となります。
良く見られている昔の記事
確認方法
[アナリティクス]にログインし、[行動]-[サイトコンテンツ]-[すべてのページ]をクリック
ページビュー数の順に並んでいると思いますので、その中から古い記事を選定していきます。

リライト例
書いた当時正しかった事でも、現在では違う場合や、推奨されてない内容を書いている可能性があります。
情報が古いままでは、的確な情報を得てもらえないだけでなく、誤った情報を伝えサイト全体の信頼性を落としてしまう場合もあります。
そこで、以下のような内容を追記するのが良いと思います。
-
データや数値の最新のもの
新しい事例など
また、自分のサイトの信頼性を守るためにも、公開日や更新日を記載出来るテーマの場合には、表示しておくのも良いと思います。
リライトする上での注意事項
リライトは、新規で記事を作るよりも手軽に行えて効果も出やすいため、どんどんやりたくなってしまいますが、以下点には注意しましょう。
作成してすぐにリライト
記事を公開してから、実際検索結果に載るまでには相応の期間が必要です。
現在Googleでは、記事が公開された直後は2~3ページ目あたりに表示し、記事の評価をしてから改めて順位付けをしているようです。
※Googleが公開しているものではなく、推測です。
それなのにも関わらず、公開して1ヶ月で順位が出ないからリライトするなど行ってしまうと、リライトによる結果検証が出来なくなってしまいます。
そのため、最低でも公開からリライトまで3ヶ月は間隔をあけるべきかと思います。
同様に、リライト後も次にリライトするまでの期間は設けましょう。
URLまで修正する
「記事のタイトルを変更したタイミングで、記事のURLも変更してしまった。」
というのを、Webに慣れていない方から時々聞きます。
今までの評価は、URLに紐付いています。
そのため、URLを変更すると、その評価を無くし、新しい評価が付けられる形になります。
それではリライトの意味が無いので、URLは変更しない様にしましょう。
他のサイトのコピー
これは、「検索順位が10~30位程度の記事」の修正方法の箇所でも記載しましたが、コピーは絶対にNGです。
内容や傾向を参考にするのであって、文章そのものをコピーしてはいけません。
結果検証をしない
リライトの結果、もちろん改善する場合もあれば、悪くなる場合もあります。
リライトをしてそのままにしてしまっては、良くなったのか、悪くなったのかわかりません。
そのため、リライトをしたら必ず結果検証をしましょう。
リライトするなら一緒に内部リンクの修正もおこなおう
日頃より、記事はどんどん追加していっているかと思います。
記事を追加する中で、
- 関連性の高い記事
- 特定の記事の補足をしている記事
- 記事を分割させて作成した記事
といった記事もあるかと思います。
そのため、記事をリライトするタイミングで、内部リンクの見直し、設定し直しも合わせて実施すると良いかと思います。
リライトも計画的に実施しましょう。
リライトは、新規記事作成と同様に、サイト流入を増やすための重要な施策です。
また、新規記事作成に比べて、手間も少なく、行いやすいものです。
そのため、
- 月に一度、リライト対象の記事の洗い出し
- 実際のりライト
などのスケジュール化を行い、計画的にリライトも実施してみてください。
投稿者プロフィール

こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。