こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。
サイトを立ち上げ、サーバ側でhttps化の作業を行った直後ですと、
- http://www.〇〇.com
- https://www.〇〇.com
- http://〇〇.com
- https://〇〇.com
のパターンで全てサイトが表示されてしまいます。
※サーバの環境によっては、wwwが404エラーになるものもあります。
これらをそのままにしてしまうと、全て別のサイトとみなされてしまい、アクセスが分散されたり、それによりSEOに影響が出てきます。
そこで、今回は
- そもそもどの形に統一すればよいのか?
- 統一する設定の方法
をご説明します。
この作業の中で、.htacsessというファイルを修正する形になります。
その際に、記載の仕方を間違えてしまうと、サイトが早くも真っ白になってしまいます。
そのため、この作業はプロに依頼した方が良いかと思います。
ドメインはどの形に統一するのが良いか?
まずhttpsには統一しなければいけません。
これをやらないと、サイトを見た際に、「保護されてない通信」「安全ではない」などの表示がされてしまいます。

wwwの表記に関しては、どちらでも大丈夫です。これによりSEOには大きな影響はありません。
個人的には、wwwが無く短い方が
- 直接入力の際に入力しやすい
- Twitterなどでシェアする際に、文字数が少なければ記載出来る文章の量が増える
といったこともあり、短い方を推奨しています。
統一する設定の方法
設定にあたり、.htacsessというファイルに以下のコードを追加します。
www無しに統一する場合
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.〇〇\.com RewriteRule (.*) http://〇〇.com/$1 [R=301,L] RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
www有りに統一する場合
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} ^〇〇\.com RewriteRule (.*) http://www.〇〇.com/$1 [R=301,L] RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
WordPressを利用するサイトでの、コード追加時の注意事項
WordPressの場合には、以下のコードがすでに埋め込まれているかと思います。
その上部に記載するようにしてください。下に記載してしまうと上手く動作しません。
# BEGIN WordPressRewriteEngine On RewriteBase / RewriteRule ^index\.php$ - [L] RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule . /index.php [L] # END WordPress
.htacsessの変更手順
FTPソフトを利用する場合
FTPソフトを利用出来る方は、FTPソフトを利用します。
ドメイン直下にある.htacsessをダウンロード

FTPソフトでダウンロードした「.htacsess」の名前を変更
(.htacsessは隠しファイルになるため、名前がそのままでは操作が出来ません。)

コードを追記

アップロードする前に、サーバ上にある「.htacsess」の名前を変更し、必ず保管するようにしてください。

追記したファイルをアップロードし、.htacsessに再度名前を変更

最後に
- http://www.〇〇.com
- https://www.〇〇.com
- http://〇〇.com
- https://〇〇.com
パターンで直接入力してみて、自動で統一されていれば完了です。
サーバの管理画面から設定する場合
最近のレンタルサーバでは、.htacsessの変更が管理画面からできるようになっています。
もし、変更可能なサーバの場合には、レンタルサーバの管理画面から実施しましょう。
※今回はエックスサーバの画面にてご説明します。
管理画面にログインし、[.htacsess編集]をクリック

対象のドメインを選択します。


追記前に今記載去れているものをコピーし、別途メモしておきましょう。
その上で、コードを記入し、[確認画面へ進む]をクリック


最後に
- http://www.〇〇.com
- https://www.〇〇.com
- http://〇〇.com
- https://〇〇.com
パターンで直接入力してみて、自動で統一されていれば完了です。
まとめ
URLを統一しておかなければ、全て別のサイトとみなされてしまい、アクセスが分散されたり、それによりSEOに影響が出てきます。
しかし、「.htacsess」に関しては、記載方法によってはサイトが真っ白になってしまいます。
そのため、もしご自身では難しい場合には、Web屋に依頼をしてやってもらうようにしてください。
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