こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。
WordPressを含め、Webサービスなどで良く利用されるPHP
機能のアップデートだけでなく、セキュリティ対策のためにも、新しいバージョンが出たらタイミングを見てアップデートを行わなければいけません。
そこで、今回は、VPSやクラウドサーバでのPHPのバージョンアップ方法をご紹介します。
なお、レンタルサーバの場合には、もっと簡単に出来ます。
実施方法は以下を参照ください。
phpバージョンアップ手順
手順としては、
- サーバの状況確認及び、設定ファイルのバックアップ
- phpのアンインストール
- 新しくphpをインストール
- 動作確認して終了
となります。
サーバの状況確認及び、設定ファイルのバックアップ
トラブルがあった際に、復元出来るように
- 情報の確認⇛メモ
- 設定ファイルのバックアップ
を実施します。
phpの現在のバージョンを確認します。
php -v
インストール済みのPHP関連パッケージを確認
yum list installed php*
PHPの設定ファイルをバックアップ
cp /etc/php.ini /etc/php.ini.7.0.bak
PHPのアンインストール
現在入っている、PHPを削除します。
yum remove php*
PHPのインストール
epel-releaseのアップデート
yum update epel-release
remiのリポジトリを確認
ll /etc/yum.repos.d/ | grep remi-
remi-php73.repoからPHP7.3関連をインストール
yum -y install --enablerepo=epel,remi,remi-php73 php php-cli php-common php-gd php-imap php-mbstring php-mysql php-odbc php-pdo php-pear php-pgsql php-process php-snmp php-xml php-xmlrpc php-fpm php-mcrypt
動作確認
バージョンアップを確認
7.3.Xになっていれば問題ありません。
php -v
最後にサイトの動作を確認して終了です。
バージョンアップは必ず実施
実施にあたり、
- リリースされた直後はトラブルがある場合もある
- サイトやサービスを停止させる必要がある
といったこともあるので、タイミングを図る必要はありますが、機能追加だけで無く、セキュリティ対策のために、バージョンアップは必ず行ってください。
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