WordPressアドレスとサイトアドレスを間違って変更してしまった時の対処方法

こんにちは。㈱シンラウンド代表の中島 達(@NakajimaSatoru)です。

WordPressの運営サポートをしていて、一番多いトラブルが、

  • WordPress アドレス (URL)
  • サイトアドレス (URL)

を間違えて変更してしまった…

といった内容です。

このトラブルは、設定変更で簡単に起きてしまうのですが、管理画面に入れなくなってしまう場合があります。

その場合には、

  • 設定ファイルを変更する
  • データベースを直接修正する

といった方法での対応となるため、非常に修正しづらくなっています。

そこで、今回は、

  • 「WordPress アドレス (URL)」「サイトアドレス (URL)」を誤って変更してしまったらどうなるか?
  • 「WordPress アドレス (URL)」「サイトアドレス (URL)」を誤って変更してしまった時の対処法
  • 誤った変更を未然に防ぐためには

といったことをお伝えさせて頂きます。

「サイトアドレス (URL)」を間違えてしまった場合

「サイトアドレス (URL)」を間違えてしまった場合の影響

変更を保存したタイミングは、変化はありません。
また、管理画面の操作に関しては問題なく行なえます。

しかし、トップページから他のページに遷移した場合に、404エラーとなってしまいます。

「サイトアドレス (URL)」を間違えてしまった場合の対応

管理画面にはログインが出来ます。

そのため、管理画面にログインの上で、左メニュー[設定]より修正をしてください。

「WordPress アドレス (URL)」を間違えてしまった場合

「WordPress アドレス (URL)」を間違えてしまった場合の影響

まず、変更を保存したタイミングで、404エラー(ページが見つかりません)となります。

また、直接URLを指定しても、デザインのされていないページに遷移します。

さらに、管理画面のURLを直接指定しても404エラーとなり、管理画面にログインも出来なくなります。

「WordPress アドレス (URL)」を間違えてしまった場合の対応

「WordPress アドレス (URL)」を間違えてしまった場合の対応に関しては、

  • 設定ファイルの変更
  • データベースを直接修正する

といった2パターンがあります。

この際に、「1.設定ファイルの変更」にて対応を行っていると、設定をロックする事ができるのでおすすめです。

「2.データベースを直接修正する」に関しては、

  • 設定ファイルを変更しても、何らかの理由により変更が反映されない場合(多く設定ファイルの記載ミスです。)
  • 設定をロックしたくない場合

にのみ実施してください。

なお、1,2いずれの場合も(特に2のデータベース)真っ白にしてしまう可能性が非常に高くなっています。
そのため、Webに詳しくない場合には、無理をせず詳しい人に依頼をしましょう。

設定ファイルを変更する

wp-config.php(WordPressの設定ファイル)に以下の1文を追加します。
その際に、記入場所によっては機能しない場合がありますので、中段(画像の位置)に入れるのが良いかと思います。

define('WP_SITEURL', '正しいURL'); 

ファイルをアップロードし、反映すると管理画面が表示されるようになります。

[設定]に行くと、URLが修正され、変更が出来なくなっています。

DBを直接修正する

※今回はエックスサーバーにて作業を行います。

エックスサーバの管理画面にログインし、[phpmyadmin(MySQL5.7)]をクリック

エックスサーバの場合には、ここでさらに認証がでます。
データベース作成時に設定した、MySQLのIDとパスワードを入力してください。
エックスサーバにログインする際の、IDとパスワードではありませんのでご注意ください。

もしわからない場合には、wp-config.php(WordPressの設定ファイル)に記載されていますのでご確認ください。

左メニューのWordPressを設定したデータベース名をクリック

WP_optionsをクリック

[option_name]の欄にある、

  • siteurl:WordPress アドレス (URL)
  • home:サイトアドレス (URL)

に該当します。

siteurlの[編集]をクリックしてください。

[option_value]の中身を変更し、[実行]をクリック

最後にサイトが表示されている、管理画面にログイン出来る事を確認して完了です。

誤った変更を未然に防ぐためには

WordPress アドレス (URL)、サイトアドレス (URL)に関しては、簡単に変更出来る事から、本当に多くのご相談を頂きます。

そこで、未然に防ぐために「編集者権限」のユーザを作成しておき、日頃はそちらのユーザを利用する事をおすすめしています。

編集者権限の場合には、[設定]のメニューが表示されないため、誤った変更をする機会自体を減らす事が出来ます。

もちろん、どの様な方法をとっても100%防げるわけではありません。
しかし、安定的にサイトを動かすためのルールづくりは日頃の運用と照らし合わせて作っておく事をおすすめします。

投稿者プロフィール

中島 達(Nakajima Satoru)
中島 達(Nakajima Satoru)
株式会社Synround 代表取締役

「続ける。 」をコンセプトに、Webマーケティングにおける戦略立案/サイト制作/システム保守/コンテンツ制作を実施。

web、動画は作っただけでは意味が無くて、そこから育てて行く物。ただ、中小企業、小規模税理士事務所では人や費用により続けることが難しいため、続けるための環境作りをしてます。

過去の事業:Webサービス×2、レンタルスペース5店舗

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社Synround 代表取締役 「続ける。 」をコンセプトに、Webマーケティングにおける戦略立案/サイト制作/システム保守/コンテンツ制作を実施。 web、動画は作っただけでは意味が無くて、そこから育てて行く物。ただ、中小企業、小規模税理士事務所では人や費用により続けることが難しいため、続けるための環境作りをしてます。 過去の事業:Webサービス×2、レンタルスペース5店舗